コロナ対策に専念理由
菅義偉首相は9月3日、自民党本部で開催した臨時役員会で、新型コロナウイルスの感染対策に専念することを理由に、9月中に実施する予定の自民党総裁選挙に出馬しない意向を表明した。9月中にも首相を辞任するとみられ、総裁選は菅氏以外の候補で争うことになる。
二階俊博幹事長は臨時役員会後、記者団の取材に応じ、9月3日の朝に菅首相から連絡があったことを明らかにした上で「正直びっくりしているが、総裁のご発言なので考えに考えた末決断されたことだろうと思う。お考えをみんなで受け入れ、今後の党運営に対処していきたい」と語った。
(藤原秀行)