日本通運の台湾現法が北部の桃園市で物流拠点新設、倉庫面積7420平方メートル

日本通運の台湾現法が北部の桃園市で物流拠点新設、倉庫面積7420平方メートル

化粧品・医薬品・医療機器の営業許可取得、需要開拓図る

日本通運は9月6日、台湾の現地法人「臺灣日通國際物流股份有限公司」が今年5月に台湾北部の桃園市で物流拠点(NEXT3倉庫)を新設、7月末に化粧品・医薬品・医療機器の営業許可を取得したと発表した。

新倉庫は鉄筋コンクリート造の地上4階建て、延べ床面積は8240平方メートル。このうち倉庫面積は7420平方メートルを確保している。

桃園市は台湾の航空輸送のゲートウェイと位置付けられる桃園国際空港が存在し、製造業の多くの企業が拠点を展開。台湾最大の人口集積地、台北都市圏に近く、台北港や基隆港などへのアクセスにも優れている。同時に、自然災害が比較的少なく人口増加が続いている物流適地でもある。

新倉庫は大都市圏に近接する優位性を生かして小売・EC関連の商材を取り扱うとともに、隣接し保税区画を有する現法の「NEXT2倉庫」と一体運営し、保税貨物と非保税貨物を柔軟に保管することも可能。

新倉庫は医薬品、医療機器、化粧品の国際的なGDP・GMP基準に準拠した保管・作業エリアを設置し、TFDA(台湾衛生福利部食品薬物管理署)の認証を現在申請中。製品の適正管理を通して、高品質な保管、流通加工サービスを提供し、需要開拓を図る。


新倉庫の外観(日本通運提供)

(藤原秀行)

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