残る船体の早期撤去目指す
日本郵船は9月13日、青森県八戸市の八戸港付近の海域で、パナマ船籍で同社が洞雲汽船の関連会社から傭船していた木材チップ専用船「CRIMSON POLARIS」(クリムゾン・ポラリス)が座礁、船体が分断した事故に関し、船首部に残った燃料油の抜き取り作業が同11日に終了したと発表した。
船首部は船主が手配したサルベージ会社のタグボートが曳航、同13日に青森県外へ向けて同港を出発済み。積載貨物の陸揚げは行わなかったという。
残る船尾部は、引き続き海上保安庁などが残っている油の抜き取りを進めるとともに、船体の早期撤去を目指す。
(藤原秀行)