22年11月竣工予定、国内再編成・自前化の一環
ニトリホールディングス(HD)は9月27日、神戸市中央区の人工島ポートアイランドで新たな物流拠点「神戸DC(仮称)」を開設すると発表した。
S造の耐震構造で地上4階建て、延べ床面積は2万4609坪(8万1354平方メートル)を計画。今年11月に着工、竣工は2022年11月を見込む。運営はグループのホームロジスティクスが担当する。
ニトリHDは昨年12月、2020年時点で全国4ゾーンに計20カ所展開している物流拠点を25年には8ゾーン・10カ所に集約するのと併せて、各拠点を外部倉庫の賃借から自前の開発拠点に置き換えていく方針を公表している。
今回の新センターもその戦略の一環。22年5月末に北海道石狩市で竣工予定の「石狩DC」に続く第2弾となる。ニトリ店舗の出店加速やEC利用増加に対応するのが狙い。
新センターは既存センターの「関西DC」(神戸市中央区)から約2・5キロメートルに位置している。神戸港に近接し、関西一円をカバーできる地の利が強み。
「神戸DC(仮称)」の完成イメージ(ニトリHDプレスリリースより引用)
(藤原秀行)