高齢者向け配食サービスのシルバーライフ、定款の事業目的に「倉庫業」追加へ

高齢者向け配食サービスのシルバーライフ、定款の事業目的に「倉庫業」追加へ

埼玉・加須で取得の冷凍倉庫活用目指す

東証1部上場で高齢者向け配食サービスを手掛けるシルバーライフは9月27日、事業目的に「倉庫業」を追加すると発表した。10月26日開催予定の定時株主総会に定款変更を付議する。

同社は今年8月、埼玉県加須市で冷凍倉庫を取得。同倉庫は従来計画していたものより約4倍の4500パレットを保管できるため、自社の商品に限らず、他社の商品保管やピッキング、発送も担えると判断。新倉庫を活用するため、新たに倉庫業へ進出することを決めた。

同社は当初、群馬県館林市で9億円を投じ、延べ床面積1500平方メートルの冷凍配送センターを開発する計画だった。しかし、投資総額がほぼ同じで保管能力が大きくアップするため、10億円で加須市の冷凍倉庫(延べ床面積8555平方メートル)を取得する方針に転換した。

同社は取得先を開示していないが、関係者によれば、大手冷凍・冷蔵物流事業者の倉庫とみられる。

(藤原秀行)

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