3温度帯対応、3PL事業の成長促進
トナミホールディングス(HD)グループの物流事業会社、京神倉庫(京都市)は10月8日、3PL事業の成長促進へ大阪府箕面市で物流拠点を新設したと発表した。
トナミHDグループが現行の第22次中期経営計画で掲げている重点戦略「新規流通センター開発を通じた事業の成長」の一環として、大阪府が開発・企業誘致を行ってきた箕面市森町西地区に箕面支店を構える。
箕面支店は新名神高速道路の箕面とどろみICから2キロメートルに位置し、大阪中心部まで約30分、京都中心部・神戸中心部まで約45分。京阪神地区へのアクセスに優れていることに加え、東海、中四国、北陸の各エリアへの配送にも適した立地となっている。
建物は地上4階建て(事務所2層・倉庫3層)、一般ドライ倉庫、低温倉庫(5~18度)、冷凍倉庫(マイナス25度)の3温度帯倉庫を有し、様々な貨物保管に対応。
1階トラックバースは、大型車両9台が同時接車可能な高床式で、冷凍・冷蔵貨物の積み降ろし時の品質劣化防止のためドッグシェルターを4カ所設置している。また、海上コンテナ貨物の積み降ろしをスムーズに行うためのドッグレベラー2基も設けている。
上下搬送には貨物用エレベータ1基(4・5トン)と垂直搬送機2基(2・0トン)を採用し、作業効率にも配慮した設計。
建物は耐震構造設計となっており、災害時に備えBCP対応としての非常用自家発電装置を取り入れ、停電時には倉庫・事務所への電源供給により通常業務継続を可能にしている。全館LED照明を採用し、環境にも配慮している。
※以下、プレスリリースより引用(一部、編集部で修正)
名称 | 箕面支店 |
所在地 | 大阪府箕面市森町西二丁目2番22号 |
敷地面積 | 7,522.5平方メートル(2,275.5坪) |
延べ床面積 | 12,673.86平方メートル(3,833.8坪) |
建物構造 | 鉄骨造・ALC版張、ガリバリウム鋼板二重葺、4階建て(倉庫3層)、耐火構造 |
竣工 | 2021年8月末 |
事業開始 | 2021年10月 |
(画像はプレスリリースより引用)
(ロジビズ・オンライン編集部)