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東京23区の宅配ボックス付き賃貸物件、コロナ禍後に増加を確認

東京23区の宅配ボックス付き賃貸物件、コロナ禍後に増加を確認

Yperが検索情報で分析、「家賃10万円以上」「築3年以内」で顕著

置き配バッグ「OKIPPA」(オキッパ)を提供するYper(イーパー)は10月14日、東京23区に位置する築30年以内の賃貸マンション・アパートを対象とした宅配ボックスの設置率に関する調査結果を公表した。

宅配ボックス付き賃貸物件をCHINTAIネットで検索した今年9月24日時点の情報を基に「宅配ボックスの設置率」を算出、ほぼ同じ時期の2018年8月16日時点の前回調査と比較した。

その結果、前回調査よりCHINTAIの物件掲載数は増加しており、宅配ボックス物件検索数自体は約2倍に達したことが判明した。コロナ前後で賃貸物件宅配ボックス設置率は全体的に増加傾向にあり、特に家賃10万円以上の物件で増加。また、コロナ禍で竣工した築3年以内の物件で、コロナ前と比較して宅配ボックスの設置率が大きく伸びていたという。

前回、築1年以内の物件の宅配ボックス設置率が71・69%だったのに対し、今回は20年9月以降竣工した築1年以内(20年10月〜21年9月)の物件での宅配ボックス設置率は87・64%、築年数3年以内でも84・31%に達した。Yperはコロナ禍で竣工した物件のほとんどに宅配ボックスが設置されていると分析している。

築年数別で見ると、築年数3年以内の物件で宅配ボックス設置率は20ポイント近くアップ。他の年代と比較して伸びが際立っている。築20年以上の物件でも設置率の上昇傾向が見られる。


宅配ボックスあり物件の宅配ボックス設置率(築年数別)


宅配ボックスあり物件の宅配ボックス設置率(詳細築年数別)

家賃別では、宅配ボックス設置率が10ポイント以上、上がっているのは「10万円以上の物件」だった。「家賃の価格帯別」の宅配ボックス設置率の比較では、「10万〜14万円」で20ポイント以上アップ。「16万円以上」は元々設置率が7割以上と他の価格帯に比べて高水準だったが、コロナ後は8割を超え、宅配ボックスがほぼ標準設備になっているとみられる。

半面、「家賃10万円以下」や「築年数が5年以上」の物件は依然、宅配ボックス設置率は50%程度にとどまっている。Yperは「そうした物件では、コロナ禍で定着した置き配の利用や、利用したい人だけ個別に利用できる宅配ボックス環境、より手軽に利用できる簡易宅配ボックスなどをうまく利用することが望まれる」と解説している。


宅配ボックスあり物件の宅配ボックス設置率(家賃別)


宅配ボックスあり物件の宅配ボックス設置率(家賃価格帯別)

(藤原秀行)

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