日本気象協会など、運行中撮影の画像データから路面状態判定する技術を共同で実用化へ

日本気象協会など、運行中撮影の画像データから路面状態判定する技術を共同で実用化へ

乾燥や凍結など確認可能、防災にも活用目指す

日本気象協会、SNSを生かした災害・リスク情報の解析を手掛けるSpectee(スペクティ)、デジタルタコグラフのトランストロンは10月18日、AIなどの先進技術を活用し、車両の運行データから路面の状態や周辺の気象状況など安全運転に必要な情報を抽出する実証実験を行ったと発表した。

実験はトランストロンのデジタルタコグラフを導入している幸楽輸送(札幌市)と池田運輸(富山市)の運送会社2社が協力し、走行中に取得した路面の画像データを、日本気象協会の気象データと組み合わせてスペクティのAIで解析。乾燥、湿潤、凍結、積雪といった路面の状態を判定した。

実用化に向け有効なデータが得られたため、今後は精度向上に努め、3社で実用化へ検討を続ける。抽出したデータは自治体の道路管理業務効率化や防災などに活用していきたい考えだ。

(画像はプレスリリースより引用)
(ロジビズ・オンライン編集部)

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