地域住民の安全に配慮した実用化推進など念頭
ドローン開発などを手掛けるA.L.I. Technologiesは10月27日、上空を移動する世界初の実用型ホバーバイク「空飛ぶバイク」を新たなエアモビリティとして社会実装させていくため、山梨県と連携協定を締結したと発表した。
山梨県は2021年度、「リニアやまなしビジョン」に基づき先端技術の社会実装に向けた実証実験を後押しする事業を開始している。両者がタッグを組み、空飛ぶバイクの実用化を加速させたい考え。
今後は飛行ルールへの対応や、地域住民の安全に配慮した社会実装の推進などを念頭に置き、協力する予定。
同社の空飛ぶバイク「XTURISMO Limited Edition」は10月26日の発表会後に受注を開始、2022年前半の納車を予定している。受注は限定200台で、標準価格は税込み7770万円。
協定に締結したA.L.I.の片野大輔社長(左)と山梨県の長崎幸太郎知事
10月26日に静岡県の富士スピードウェイで公開した空飛ぶバイク「XTURISMO Limited Edition」(A.L.I.提供)
(藤原秀行)