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アライプロバンス、自社開発2棟目の東京・東葛西案件は「川と調和」目指す

アライプロバンス、自社開発2棟目の東京・東葛西案件は「川と調和」目指す

新井社長らが説明、来夏着工へ準備

総合不動産事業に参入したアライプロバンスの新井嘉喜雄社長と新井太郎専務は10月28日、千葉県浦安市で完成した自社開発第1号の物流施設「アライプロバンス浦安」の竣工記念式典で、ロジビズ・オンラインなどの取材に応じた。

両氏はアライプロバンスの前身の新井鉄工所時代に手掛けていた金属加工業から物流施設などの総合不動産開発に転じた経緯を振り返り、アライプロバンス浦安が完成したことに満足感を表明。今後も優良な物流施設の供給を通じて物流業界などの健全な成長に貢献していきたいと決意を示した。

また、2棟目として東京都江戸川区東葛西の用地約5・6万平方メートルで準備を進めている物流施設「アライプロバンス葛西」の開発プロジェクトに関し、江戸川沿いのエリアという特性を踏まえ、川と調和した機能やデザインを持つ施設を検討していく考えを強調。同区の土地区画整理事業に関連してプロジェクトを進め、2022年夏の着工を目指していることを明らかにした。


「アライプロバンス浦安」の外観

浦安の初案件「こだわりにこだわり抜いた」

新井社長は「前の事業をやめて5年くらい経つが、どうしようかなと思った時期からだんだん構想を練って形になり、本当にうれしい。(物流施設の)供給側として、できる限りお役に立てればという気持ちだ」と語った。

新井専務は「建物自体もそうだし、外構部も含めてこだわりにこだわり抜いた。(施工を担当した)西松建設の皆様のおかげで本当に(構想が)見事に具現化され、この日を迎えられて大変感激している」と胸中を吐露。

施設の規模の都合上、コンビニエンスストアやカフェテリア、託児所といった付帯設備を断念したことを明らかにした上で「江戸川の敷地は浦安の4倍近く広さがあるので、あきらめた付帯設備を実現できると思っている」と述べ、2棟目の案件ではアメニティ設備の充実に強い意欲を見せた。さらに「河川に面しているので、川との親和性を活かした面白い施設にしたい」と訴えた。

両氏は取材の後、竣工記念式典であいさつした。新井社長はアライプロバンス浦安の大きな特徴として、それぞれ異なるコンセプトを持たせて自然を模した「道の庭」「四季の庭」「海の庭」の3種類の庭園を整備、従業員らがリラックスできる環境を整えることをアピールした。

庭園のデザインなどを請け負った著名なデザイナー・建築家の菅原大輔氏は「2つのことを考えた。1つは街と人をつなぐ公園のような場所、無機質な物の場所から人の場所へ(変えていく)ということ。もう1つはここにしかない場所を作りたいと思っていて、元々東京の表だった水辺に接する場所ということと、アライプロバンスさんが鉄工で積み重ねてきた歴史みたいなものを重ねて、ここにしかない街と人の関係を築き、本当に魅力的な、ここだけの働く場所を作ろうと考えた。人が働く場所として選んでくださる物流倉庫を心掛けてきた」とこだわりを説明した。

新井専務は「これからも小回りの利く機動力を生かして、ありきたりではなく自社の独自性を徹底的に追求し、皆様に喜んでいただける、わくわくしていただけるような事業を展開していきたい」と決意を表明、式典を締めくくった。


式典であいさつした(上から)新井社長、菅原氏、新井専務

(川本真希、藤原秀行)

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