警察庁がパブリックコメント開始、ドライバー不足に対応
警察庁は、トラックの大型・中型免許やバス・タクシーの第二種免許の受験資格緩和を盛り込んだ改正道路交通法施行令を2022年5月13日に施行する方針を固めた。
11月5日に施行令の改正案を公示、一般の意見募集(パブリックコメント)を開始した。期限は12月4日で、警察庁は集まった意見も踏まえて施行する予定。
現在は大型免許の受験資格が「21歳以上で普通免許保有歴3年以上」、中型免許が「20歳以上で普通免許の保有歴2年以上」と規定している。改正により、いずれも「19歳以上で普通免許の保有歴1年以上」に変更。運転技能などを学ぶ教習を受けることを条件とする。
トラックドライバー不足に対応するのが狙い。安全水準を担保するため、若年運転者講習を新たに設け、大型・中型免許を取得した若い人が一定期間内に違反点数が合計3点以上となった場合、受講を義務付ける。
第二種免許については、新たな教習カリキュラムの受講などを条件に、現行の「21歳以上で普通免許等保有3年以上」を「19歳以上で普通免許等保有1年以上」に引き下げる。
(藤原秀行)