朝収穫から最短5時間程度で可能に
ANAホールディングス(HD)と日本空港ビルデングは11月16日、羽田空港で10月に始めた「産直空輸」の試験販売について、販売期間と種類を拡大し、2回目を実施すると発表した。
11月19~23日の5日間に、第2ターミナル出発階(2階)の「東京食賓館」(時計台3番前)店頭の特設コーナー、ならびに到着階(1階)の「DELEETS」で試験販売を実施し、販売状況や利用者の反応を検証する。
地方空港に近い生産者の朝採れ農産物を、旅客機の貨物スペースを活用し、羽田空港へタイムリーに輸送。羽田空港内という地の利を生かし、朝の収穫から最短5時間ほどの当日午後に羽田空港で販売する。
従来の流通では流通時間の制約から6割程度の熟度で出荷していたいちごも、完熟に近い状態で収穫して出荷することにより、鮮度だけではなく糖度も高い状態で販売可能。さらに、既存の流通には乗ってこなかった少量生産の農産物、首都圏ではなかなか出回らない希少品なども扱うことができる。
ANAでは、3月より毎月首都圏内複数のスーパーや小売りチェーン店で50種類以上の農産品を試験販売しており、羽田空港では10月に初回の試験販売を実施、8品目の野菜・果物計200キログラムを取り扱った。
2回目となる今回は販売期間と種類を拡大し、10品目野菜・果物、計200kgを販売する予定。
※以下、プレスリリースより引用
収穫から販売までの具体的な流れの例(今回11月19日の試験販売の場合)
08:20 山口県の生産者が朝採りトマトを収穫し、車で岩国錦帯橋空港に貨物として搬入
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09:20 ANA634便で、岩国錦帯橋空港から羽田空港へ
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10:50 羽田空港へ到着。日本空港ビルデングが手配した車両で、売り場まで運搬
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14:00 売り場に到着次第陳列し、販売
(画像はプレスリリースより引用)
(ロジビズ・オンライン編集部)