4トン車3台でスタート
アサヒロジスティクスは11月25日、2022年2月に関東と中部・関西地区を結ぶ幹線便「Bies Liner(ビィズ ライナー)」の運行を開始すると発表した。
同社は東日本を中心に拠点を展開し、スーパーや外食チェーン、コンビニ向けの店舗配送を主軸にしている。中期経営ビジョンには「東名阪をつなぐ機能の確立」を掲げており、新たな領域として幹線便の運行に踏み切る。同社の企業内大学「アサヒ人財育成大学(ALU)」で提案があったという。
「Bies Liner」の運行開始に際し、11月1日に幹線便の拠点となる小牧営業所(愛知県小牧市)を開設した。幹線便は4トンの2層式冷凍冷蔵車3台で始め、22年3月には10トンの2層式冷凍冷蔵車1台と3層式冷凍冷蔵車2台も納車となる予定。
長距離の幹線便という特性を考慮し、車両は積降時の温度帯逆転を念頭に置いて電動冷凍機を前後に計2基設置したり、薄型の新断熱素材を使用し庫内スペースを確保して18パレット分を積載できるようにしたりと様々な工夫を凝らしている。コンテナ内で商品を移動させる際のドライバーへの負担を軽減する「エアロール」も採用している。
「Bies」は同社のオリジナルキャラクター「アサビィ」「ももビィ」から名付けたという。
トラックのイメージ(アサヒロジスティクス提供)
(藤原秀行)