商船三井フェリーが3月から東京~苅田航路で高速サービス開始

商船三井フェリーが3月から東京~苅田航路で高速サービス開始

新造船2隻を投入してリードタイムは7時間短縮

 商船三井は12月21日、グループ企業の商船三井フェリーが2019年3月から東京港~苅田港(福岡県)航路にて内航RORO船の新サービスを開始すると発表した。

 船舶の拡充や直行化でリードタイムを約7時間短縮。物流の大動脈である関東~九州間のデイリー運航を通じて、モーダルシフトの促進と顧客ニーズにきめ細かく対応していく考え。

 新たに約1万2000トンの高速新造船2隻を追加投入。1番船は3月、2番船は5月の就航を予定している。合計3隻の配船体制により最速25.5時間にスピードアップし、これまで要望が多かった3日目配送を上下便ともに実現する。1便当たりの輸送能力はトレーラー13メートル換算で約160台、乗用車約220台。日曜日を除く週6便のデイリー運航を行う。

 商船三井ではフェリー・内航RORO船事業をトラックドライバー不足、環境問題を背景とするモーダルシフトの受け皿と位置付け、充実した航路網と経験豊かなスタッフ、豊富なラインアップのトレーラーで海陸複合一貫輸送を提供。自社トレーラーを保有していない顧客でも指定の出荷地から目的地まで安心・確実に貨物を輸送できる点をメリットに挙げている。

(鳥羽俊一)

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