宮城と青森結ぶ三陸沿岸道路が全線開通

宮城と青森結ぶ三陸沿岸道路が全線開通

359キロメートル、震災復興の整備事業完了

東日本大震災からの復興道路として整備が進められてきた自動車専用道路・三陸沿岸道路のうち、岩手県の普代村~久慈市間25キロメートルが12月18日の午後3時に開通した。

仙台市~青森県八戸市の約359キロメートルを結ぶ三陸沿岸道路が、震災から10年を経て全線開通した。

国土交通省東北地方整備局三陸国道事務所や岩手県によると、震災前は車で約8時間半を要していた仙台市~八戸市間が全線開通で5時間余りとなり、3時間20分程度短縮される見通し。三陸沿岸道路は一部を除いて無料で通行可能。観光や水産、物流などにプラスの効果が出ると見込まれる。

震災で大きな被害が出た岩手・宮城・福島の東北3県では沿岸と内陸を結ぶ4本の復興支援道路が開通しており、総延長約570キロメートルに及ぶ復興道路と復興支援道路の整備事業が完了した。

(藤原秀行)

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