資本・業務提携に伴い、倉庫と借り手のマッチングサービスでデジタルピッキングシステム活用など促進
凸版印刷とsoucoは12月24日、物流のDXを推進する新たな事業を2023年度までに創出することを目指すと発表した。
soucoは12月23日、凸版印刷やトランコムなど4者から4億円を調達したと開示していた。凸版印刷は産業界のデジタル化促進に貢献していくことを目指しており、soucoとタッグを組んで物流領域でDXを図りたい考え。
凸版印刷とsoucoは資本・業務提携したのに伴い、凸版印刷傘下のアイオイ・システムも加わり、アイオイ・システムが保有するデジタルピッキングシステムをsoucoが展開している荷主企業や物流事業者と倉庫の空きスペースのマッチングサービスで活用。このほか、倉庫利用者にピッキング・仕分けや梱包配送などを含めたオペレーション業務を提供する際の企画立案やサービスメニュー開発にも着手する。
さらに、RFIDを活用したトレーサビリティシステムをはじめとする「物流サービスの標準化・最適化」に向けた新たなソリューションについても実用化に取り組む。
(藤原秀行)※画像は両社提供