HACCP準拠、省エネ構造採用
群馬を地盤とする長岡運送は2021年12月30日、群馬県伊勢崎市で新たな倉庫が2021年12月に完成したと発表した。22年1月に稼働を開始する。
北関東自動車道の伊勢崎ICなどに近接しており、都心から100キロメートル圏内。3PLサービスの拠点として活用する計画。
基本的なスペックは4温度帯対応で、
冷凍倉庫(200坪)=1000パレット、F1級:-20℃以下~-25℃未満
冷蔵倉庫(180坪)=C3級:10℃以下~0℃未満
定温度庫(37.5坪~150坪可変)=25℃以下
常温倉庫(300坪)
――の最大約830坪(約2700平方メートル)で構成。
衛生管理の国際基準「HACCP(危険度分析による衛生管理)」に準拠し、遮熱通気構造による保管温度の低下誘導、遮熱通気構造による作業温度環境の快適化、管理部門の充実による内部管理体制の強化を図っている。
建物全体に消費電力を抑える省エネ構造(遮熱通気断熱構造)を採用。屋根に太陽光発電パネルを設置し、電力自給率を高め、CO2排出量を抑える。
コンテナヘッド2台やトレーラ・シャーシ4台、10トンウイング車ドライ28台などを保有している。食堂、男女ロッカールーム、仮眠室、シャワールームなどを設置、自社専用洗車場や給油所も導入している。
倉庫のイメージ(長岡運送提供)
(藤原秀行)