外部倉庫を集約し一括保管実現、超高層自動ラック倉庫なども導入
三菱電機グループの物流企業、三菱電機ロジスティクスは1月20日、兵庫県姫路市広畑区で新設した物流拠点「広畑グローバルロジスティクスセンター(広畑GLC)」が昨年12月に全面稼働を始めたと発表した。昨年8月の竣工後、一部を稼働させながら準備を進めてきた。
広畑GLCは三菱電機の自動車電動化関連製品を取り扱う。各地に点在していた外部倉庫を広畑GLCに集約し、一括保管および横持ち輸送削減を図る。
延べ床面積は3万6477平方メートル、保管能力は1万8500パレット。超高層自動ラック倉庫やロボトレイン、自動梱包ライン、高密度ラックなどの最新鋭設備を導入、高効率保管および省人化運営を実現する。
生産性向上に向けた倉庫管理システム(WMS)や、トラックの待機・渋滞抑制に向けたコントロールシステムを導入し、従業員とドライバーの両方にとって優しく、働きやすいロジスティクス環境の確立を目指す。
広畑GLCは三菱電機姫路製作所広畑工場に隣接しているロケーションを活用し、大型牽引車による調達部品のジャストインタイム納入、製品の出荷、輸出入などの各種物流機能を備えた高効率設計のグローバルロジスティクスセンターとして、高品質・高効率・低コストな物流サービスを提供する。
また、24時間・土日稼働、先進的な自動化・省人化設備、C-TPAT(Custom-Trade Partnership Against Terrorism=テロ行為防止のためにセキュリティ面のコンプライアンスに優れた事業者らに対し、検査率の減少等の優遇措置を施す米国税関国境保護局の制度)に準拠したセキュリティ、保税蔵置場登録、播磨臨海工業地域への立地など様々な特長を有している。三菱電機グループ外の顧客向けにも物流サービスを提供する。
※以下、プレスリリースより引用
所在地 | 兵庫県姫路市広畑区富士町1-9 |
構造・規模 | 鉄骨造2F建、敷地面積26,000㎡、延べ床面積36,477㎡ |
設備・仕様 | 超高層自動ラック倉庫(2基)、ロボトレイン、自動梱包ライン、高密度ラック、 トラック用ランプウェイ、海上コンテナ用バース(6車)、トラック用バース(15車)、牽引車用スロープ/バース、トラック入退場設備、セキュリティ設備、爆発物検査機器 等 |
主な取扱品 | 三菱電機の自動車関連製品・部品、一般企業の貨物等 |
投資額 | 約88億円 ※土地賃貸借含む |
竣工・稼働 | ・竣工:21年8月2日 ・一部稼働:21年8月17日 ・全面稼働:21年12月 |
(画像はプレスリリースより引用)
(ロジビズ・オンライン編集部)