STANDAGE、SBIグループのSBI Africaとナイジェリア向け中古自動車部品輸出を開始

STANDAGE、SBIグループのSBI Africaとナイジェリア向け中古自動車部品輸出を開始

デジタル貿易総合サービス活用、現地で資源循環促進へ

STANDAGE(スタンデージ)は1月24日、SBIグループでアフリカ諸国など新興国向けに中古車を輸出しているSBI Africa株式会社(東京都港区六本木)と業務提携し、ナイジェリア向けに中古自動車部品の輸出・販売を共同で開始したと発表した。

2億人超とアフリカ最大級の人口を有するナイジェリアでは日本の中古車が人気を集めているが、輸出された中古車は動かなくなるまで使われ、国内全土に膨大な数の廃車が破棄、不法投棄されているのが実情。自動車をリサイクルするための部品や技術が不足しており、再利用率が低いのも問題となっている。

SBI Africaとナイジェリアに現地法人を持つスタンデージが共同で現地の販路を開拓、需給が逼迫している中古自動車部品を輸出し、ナイジェリアの中古車再利用率を高め、資源の循環を促すのが狙い。

SBI Africaは2020年10月に開設した海外バイヤー向け越境ECサイト「SBI Motor Japan」やケニアでの自動車販売拠点を通じて、主に東アフリカ諸国に日本の中古車を輸出・販売してきた。ナイジェリアへの進出は今回が初。

スタンデージは貿易の売り手と買い手のマッチングから、決済・ファイナンス、貨物配送に至る全ての貿易業務を完結できるデジタル貿易総合サービス「DiGiTRAD(デジトラッド)」を提供している。今回の自動車中古部品の輸出もDiGiTRADサービスを活用し、安心して取引できるよう後押しする。

今後はナイジェリアだけでなく、西アフリカ諸国へも中古自動車部品の輸出を展開するとともに、アフリカをはじめ途上国における自動車の再利用を共同で促進、循環型社会の形成をサポートしていきたい考え。


(STANDAGE提供)

(藤原秀行)

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