早朝・深夜の利用促進、混雑緩和図る
東京都は3月3日、今夏の東京オリンピック・パラリンピック開催期間を含む夏季に、東京港のコンテナターミナルゲートのオープン時間を大幅に延長すると発表した。
現在の午前8時半~午後4時半を、オリンピック期間を含む7月20日~8月7日の平日は、休憩時間を入れて午前7時半~翌日午前4時に変更。いったん午後6時に利用受付を終了、その後の利用は予約制とする予定。深夜・早朝にゲートを空けて利用可能とするのは国内の港湾で初めてという。
併せて、オリンピック前の7月15~17日とパラリンピック期間を含む8月25日~9月9日(平日のみ)は午前7時半から午後6時、オリンピック直後の8月11~14日は午前8時半から午後6時とする。
さらに、7月1日から9月30日の間、24時間無料で利用可能な貨物の一時保管場(ストックヤード)を東京港の大井、城南島、青海、中防外の4カ所に臨時で計約600台分設ける。募集開始は4月1日の見込み。
他にも、港湾の14基地、計39カ所に設置したウェブカメラで道路の混雑状況をリアルタイムで配信したり、臨海部の主要道路別に混雑予測を記した地図を公表、ダウンロード可能にしたりする。
(藤原秀行)
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