ソーセージの包装、「巾着袋」やめます:輸送面の負荷も削減へ

ソーセージの包装、「巾着袋」やめます:輸送面の負荷も削減へ

業界団体がプラスチック削減の潮流に対応

日本食肉加工協会と日本ハム・ソーセージ工業協同組合は1月26日、ソーセージの包装で一般的に使われている、上部を縛る「巾着袋」の形態を見直すと発表した。

消費者が手に取りやすく、売り場でも目立つことなどから広く採用されているが、普通の袋の形態に切り替えることで、包材の使用量を15~30%減らせると見込む。商品の体積減少で輸送面の負荷も1割近く抑制できるという。プラスチックの削減を求める声が国内外で強まっているのに対応する。

切り替えの時期は各企業の判断に委ねるが、両団体は「既に取り組みを始めている企業に続き、多くの企業が4月末までには取り組み、新たな包装袋での消費者の皆様への提供が実現するものと思われる」との見通しを示した。

流通業界の協力を得て、メーカーのナショナルブランドに加え、プライベートブランドでも同様に切り替えを実現していきたい考えだ。

食肉業界では日本ハムが1月、ソーセージの人気ブランド「シャウエッセン」の包装を巾着型から変えていく方針を表明している。


シャウエッセンの包装の変更(日本ハム提供)

(藤原秀行)

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