一般倉庫に近接、配送のリードタイム短縮やコスト削減図る
NTTロジスコは1月31日、関東圏の主要物流拠点「千葉物流センター」(千葉県市川市)で、化粧品物流専用の危険物倉庫を新設したと発表した。昨年12月31日に竣工した。
2014年開設の千葉物流センターB棟はシェアリング型の化粧品物流プラットフォームを展開。医薬品医療機器等法(薬機法)上の化粧品製造業許可を取得し、製造作業をはじめ、入出荷作業、倉庫管理システム、作業・保管エリア、輸配送モードのシェアリングで複数の顧客にサービス提供している。
化粧品のメーカーやディーラーから危険品に該当する製品の取り扱いについて問い合わせが多数寄せられているため、千葉物流センターで倉庫業法上の危険品倉庫の要件を満たした危険物倉庫の建設に踏み切った。
一般的に危険物倉庫は3PLサービスを担う一般倉庫とは離れた立地で運営されていることが多い。NTTロジスコは同一敷地内に併設することで、製品の横持配送コストを削減するとともに、一般倉庫で危険物以外の製品と同梱、エンドユーザーへの配送に関するリードタイム短縮やコスト低減を図る。
併せて、消防法に定める危険物第四類(引火性液体)に該当するため一般倉庫では扱えない香水やスプレー缶、アロマオイル、アルコール消毒、除菌ジェルなどに対応できるようにし、製品ラインアップの拡充をサポートする。
さらに、温度管理商品が多い化粧品メーカーが安心して利用できるよう、空調を設置して24時間体制で温度管理できるようにしている。
危険物倉庫外観
危険物倉庫庫内
危険物倉庫内泡消火設備
(画像はプレスリリースより引用)
(ロジビズ・オンライン編集部)