最大12社入居可能に、23年9月末竣工見込む
大和ハウス工業は2月1日、兵庫県川西市で新たなマルチテナント型物流施設「DPL兵庫川西」の工事を開始したと発表した。
2020年11月に大阪府茨木市で着工したマルチテナント型物流施設「DPL茨木北」(22年8月竣工予定)に続き、大和ハウスグループのゼネコン、フジタと共同で開発する案件。
地上4階建て、延べ床面積は8万9065平方メートルで最大12社のテナント企業が入居できる設計とする予定。23年9月末の竣工を見込む。投資額は約200億円を想定している。
新名神高速道路の川西ICから約800メートルに位置し、近畿エリアから広域には西日本エリアまで短時間でアクセスできる場所。能勢電鉄妙見線の畦野駅から約3.3キロメートルで、近隣には生活環境が整った阪急北ネオポリス地区をはじめとした大規模ニュータウンも存在しており、労働力確保に強みを持つとみている。
BCP対策として地震発生時にも事業継続できるよう、荷物や設備のダメージを最小限に抑えるため免震システムを導入する。関西の内陸部で希少性が高い物流施設になると期待している。
完成イメージ(大和ハウス工業提供)
■建物概要
名称:「DPL兵庫川西」
所在地:兵庫県川西市石道
構造・規模:鉄筋コンクリート造ならびに一部鉄骨造、地上 4階建て
敷地面積:約41,304㎡(約12,494坪)
延床面積:約89,065㎡(約26,942坪)
賃貸面積:約72,281㎡(約21,865坪)※各階3テナント
建築主:川西石道特定目的会社(出資比率:大和ハウス工業50%、フジタ50%)
設計施工:フジタ・大和ハウス工業特定建設共同企業体
着工日:2022年2月1日
竣工予定日:2023年9月30日
稼働開始日:2023年10月1日
総事業費:約200億円
(藤原秀行)