JR東日本都市開発や東京都立大、三菱地所と連携し実証実験へ
置き配バッグ「OKIPPA(オキッパ)」を展開するYperは2月4日、東京都が推進する「5G技術活用型開発等促進事業」で開発プロモーターに採択されたサムライインキュベートが運営するアクセラレータープログラム「GO BEYOND DIMENSIONS TOKYO」の第1期にスタートアップ企業として選出されたと発表した。
今年の春から夏にかけ、JR東日本都市開発、東京都立大学、三菱地所の「街中実装パートナー」3者と協力し、Yperが開発を手掛ける配送ロボット「LOMBY(ロンビー)を活用した完全非対面配送の実証実験を展開、早期の事業化を目指す。期間は2024年3月末までの見通し。
実験は飲食店から集合住宅へのフードデリバリー、大学構内での宅配物配送、商業ビル内でエレベーターを活用した館内配送の3パターンを想定。地方からの遠隔監視による自律走行または遠隔操作を予定している。
高速で低遅延の5G技術を生かして遠隔監視/操作時も鮮明な画像配信とリアルタイムで迅速な操作を実現、人材不足に直面するラストワンマイル配送の効率化・省人化を後押ししていくことを想定している。
LOMBY(Yper提供)
(藤原秀行)