日本貨物航空(NCA)は1月9日、米アトラスエアとの間でNCAが保有するB747-400型貨物専用機(400F)3機のリースアウト契約および航空貨物運送サービス契約を新たに締結したと発表した。戦略提携の拡大によって運航ネットワークの最適化推進と3国間輸送サービスを充実させる。
3機は今年4・7・9月に順次リースアウトを開始するほか、アトラス運航便による日米間共同運航(コードシェア)などを通じて輸送量の拡大を図る。既にNCAはアトラスと同型2機について同様の契約関係にあるが、これを19年度に契約期間などを更新することでも合意した。新規契約分も合わせて合計5機がアトラスとの提携で使用されることになる。
NCAは昨年7月20日に国土交通大臣から受けた行政処分に対する改善措置の一環として、安全な輸送サービスの確立に向けてB747-8型貨物専用機のみの運航体制とする一方、自社運航から外した400Fの有効活用策を検討してきた。
(鳥羽俊一)