港湾春闘、労使で意見の隔たり埋まらず長期休会に

港湾春闘、労使で意見の隔たり埋まらず長期休会に

5月22日始業時からのストは延期

港湾労働者が参加する全国港湾労働組合連合会(全国港湾)と全日本港湾運輸労働組合同盟(港湾同盟)は5月19日、2022年の春闘で、事業者で構成する日本港運協会(日港協)と中央団体交渉を開催した。

大幅な賃上げなどを求める組合側と、明確な回答を避けている日港協側との意見の隔たりは完全には埋まらず、長期休会となった。

組合側は準備していた5月22日始業時からの24時間ストを延期することを決定。同時に、かねて求めている賃上げと下払い料金確保・検証の取り組み強化について、今後の交渉の結果次第ではあらためてストを通告する可能性があると表明した。

次回の団交は個別の賃上げ交渉の推移を見ながら、適宜日程を設定する見通し。

(藤原秀行)

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