東京電力パワーグリッドが2月めどに実証実験開始
東京電力グループで送配電を担う東京電力パワーグリッド(東京)は1月23日、ドローン(小型無人機)で送電線の資材など重量物を山間部に届ける実証実験を行うと発表した。
現在は山間部で送電線の工事を実施する際、貨物用モノレールやワイヤーロープを使った設備「索道」をその都度作っている。ドローンを活用することで関連コストの削減と樹木伐採などの環境負荷軽減を図る。
今年2月をめどに、10キログラムの資材運搬をスタート。最終的には1トンの荷物を運べるようにしたい考え。実験は福島県の試験設備「福島ロボットテストフィールド」を利用するほか、実際に山間部の工事現場にも投入を検討している。
資材運搬のイメージ(東京電力パワーグリッド提供)※クリックで拡大
(藤原秀行)