地域の共同配送など展開、将来は物流拠点の相互利用も
トナミ運輸などをグループに持つトナミホールディングス(HD)と第一貨物などを傘下に収めるディー・ティー・ホールディングス(DTHD)は6月1日、今年2月に双方で締結した資本・業務提携の一環として、トナミ運輸と第一貨物が6月13日に協業を開始すると発表した。
第一貨物の静岡支店・特積み施設へトナミ運輸が入居し、ホームスペースの有効活用や付帯施設の共用を図るほか、地域の共同配送を進めて双方の輸配送業務の効率化と自社経営資源の稼働効率向上を目指す。
協業イメージ(プレスリリースより引用)
協業で期待している効果(プレスリリースより引用)
今後は持続可能な物流網の構築を目指し、両社が独自性を維持することを基本に据えた上で両社の物流拠点の相互活用・輸配送業務の効率化に向けた協業の可否について、双方が共通する市場でのシナジー効果創出を視野に入れて検討する予定。温室効果ガス排出削減などの課題解決にも連携して取り組む。
(藤原秀行)