メルカリグループ、繰り返し利用可能な梱包材を3年ぶりに提供開始

メルカリグループ、繰り返し利用可能な梱包材を3年ぶりに提供開始

5人以上が使うとポイント付与も、循環型社会の実現目指す

メルカリとメルロジは6月2日、循環型社会の実現を目指し、繰り返し利用可能で返却可能な梱包材「メルカリエコパック」の提供を開始したと発表した。

エコバックは当初、フリーマーケット(フリマ)アプリ「メルカリ」を通じた個人間取引における商品の梱包用に、 繰り返し使える梱包材として、テントなどで使用するターポリン素材を採用して2019年6月に開発した。

エコパックの循環をさらに後押しするため、3年ぶりに仕様を刷新。全国9カ所にあるメルカリステーションでの返却を可能にしたほか、9月末までの間、1つのエコパックが5人以上に利用されると利用者全員に100ポイントずつ付与する仕組みを新たに導入した。

エコパックは縦190ミリメートル、横275ミリメートル。抽選で3000枚程度を配布する予定。

メルカリが行った調査によると、ECなどの利用増により利用・消費・廃棄する梱包材が増えたことで「もったいない」と感じている消費者が8割に上った。また、メルカリで商品を購入した際に再利用された梱包材を受け取った経験がある人のうちの9割が特に悪い印象を受けていない一方、フリマアプリやインターネットオークションでの商品出品時、リユース梱包材を利用している人は6割にとどまっているという。

(藤原秀行)※写真はメルカリ提供

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