日本GLP、神奈川・平塚で物流施設2棟を開発

日本GLP、神奈川・平塚で物流施設2棟を開発

ボックスタイプで計6.5万㎡、2023年竣工見込む

日本GLPは6月17日、神奈川県平塚市で物流施設2棟を開発すると発表した。

延床面積が約3万7000平方メートルの「GLP平塚Ⅱ」と、約2万8000平方メートルの「GLP平塚Ⅲ」。ともに4層のボックスタイプで、土地区画整理事業の一環として建設、「GLP平塚Ⅱ」は2023年6月、「GLP平塚Ⅲ」は同年8月の竣工をそれぞれ予定している。

2棟はGreenをコンセプトに設定し、地球環境・就労環境・地域環境の3つの側面に対して設計段階から施設稼働後まで配慮、環境負荷低減を重視した持続性を有する施設づくりを計画している。太陽光発電設備の設置や全館LED照明の採用、各GreenBuilding認証の取得など、ESG/SDGsの対応を実現する。

庫内窓の設置や、バイオフィリックデザインを意識した緑あふれる内装、最寄りの公共交通機関からの通勤アクセス整備など、就労環境改善を図る。また、敷地外周にグリーンベルトを設け平塚市が推奨する植樹を行うなど、ポケットパークの設置を予定している。

このほか、屋外階段を利用した緑化壁面などシンボリックな建物外観を計画しており、周辺地域との共生・共存を目指して施設内のカフェテリアのテーブルやソファの素材には再生材を取り入れる。堅牢な建物を活用し、災害時での貢献も目指す。大型車入場口の両脇にワイヤー式緑化を施し、施設のシンボルとなるエリアを設けると同時に大型車の認識を容易にし、施設内の動線をスムーズにする。

新東名高速道路の厚木南ICから約1.5キロメートル、東名高速道路の厚木ICから約3.0キロメートル。首都圏を含む広域配送が可能な立地と期待している。


「GLP平塚Ⅱ・Ⅲ」完成イメージ


屋外階段緑化イメージ


エントランスイメージ


カフェイメージ(いずれもプレスリリースより引用)

■施設概要
施設名:「GLP平塚Ⅱ」
所在地:神奈川県平塚市大神
敷地面積:約17,800㎡
延床面積:約37,300㎡
構造:地上4階建て、耐震鉄骨造
着工:2022年6月
竣工:2023年6月(予定)
認証取得:CASBEE認証(予定)、BELS5Star(予定)、ZEB認証(予定)

施設名:「GLP平塚Ⅲ」
所在地:神奈川県平塚市大神
敷地面積:約13,600㎡
延床面積:約27,800㎡
構造:地上4階建て、耐震鉄骨造
着工:2022年7月
竣工:2023年8月(予定)
認証取得:CASBEEA認証(予定)、BELS5Star(予定)、ZEB認証(予定)

(藤原秀行)

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