人手不足やEC荷物増大など課題解決へ新技術・ソリューション目白押し
物流に関する西日本最大の展示会「第3回関西物流展(KANSAI LOGIX 2022)」が6月22日、大阪市住之江区南港北の「インテックス大阪」で開幕した。会期は同24日までの3日間。
今年は311の物流企業や団体などが出展。このうち100以上が初参加となった。人手不足の深刻化やEC関連荷物の取扱量増大といった課題の解決に向け、会場には物流業務の負荷軽減と生産性向上を実現する新たな技術とソリューションが多数並んだ。
自動倉庫やAGV(無人搬送ロボット)、自動梱包機、コンベヤ、デジタルピッキングシステムなど幅広い種類の製品が登場。カーボンニュートラル(温室効果ガス排出実質ゼロ)に向けた取り組みが物流領域でも強く求められているのを受け、環境対策に関する展示も目立った。
併せて、会期中は出展者らが物流業界の最新動向や成功事例などを紹介するセミナーを70回以上実施する。テーマはトラックドライバーの長時間労働規制が強化される「2024年問題」への対応、物流ロボット導入事例と効果、2022年後半の国内・国際物流の展望、総合物流施策大綱を受けた政策の進捗状況などバラエティに富んでいる。
関係者らによるテープカット
来場者が多く詰め掛け盛況な会場
(川本真希、藤原秀行)