SkyDrive、「空飛ぶクルマ」の有人飛行実験に成功

SkyDrive、「空飛ぶクルマ」の有人飛行実験に成功

1人乗り、23年度の実用化目指す

スタートアップ企業のSkyDrive(東京都新宿区大久保)は8月28日、開発を進めている垂直離発着が可能な「空飛ぶクルマ」の有人飛行実験に成功したと発表した。

実験は同25日、愛知県豊田市の「豊田テストフィールド」で実施。1人乗りの有人試験機「SD-03」モデルを投入した。飛行時間は約4分間で、機体の4カ所に設置したローターが回転、駆動力を生み出す仕組み。

政府は空飛ぶクルマに関し、2023年の事業開始、30年の本格普及を目指すとのロードマップ(工程表)を策定、民間企業と連携して実用化に取り組んでいる。

同社の福田知浩代表取締役は「次の大きなマイルストーンは、23年度の空飛ぶクルマの実用化。われわれは日常的な移動に空が活用され、移動にさらなる便利と楽しさを提供したい」とのコメントを発表した。


実験に用いた「SD-03」(撮影は今年8月初旬・SkyDrive提供)※クリックで拡大

(藤原秀行)

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