市から未利用地45.6万㎡取得、データセンターや防災拠点施設も整備を計画
茨城県つくば市は6月21日、高エネルギー加速器研究機構(KEK)の敷地南側にある未利用地約45万5800平方メートルを、グッドマンジャパンに売却すると発表した。
市が実施した未利用地を一括売却する公募型プロポーザルに、グッドマンジャパンやフジタ、NTTグローバルデーセンターなど4社が応募。審査の結果、グッドマンジャパンを売却候補に選定した。
今後、市の土地開発公社とグッドマンジャパンが8月中旬ごろをめどに契約を締結する見通し。
グッドマンジャパンは当該地で物流施設のほか、データセンターや防災拠点施設、アメニティ施設などを整備する計画。用地取得額は約110億円を提案しており、備蓄品や支援物資を保管できる倉庫をグッドマンジャパンが建設、つくば市が20年間無償で賃借する。
未利用地は圏央道のつくば中央ICから10キロメートル圏内に位置し、首都圏広域へのアクセスに強みがある立地。グッドマンジャパンは千葉県印西市でも物流施設を計5棟開発する大規模なプロジェクトを進めており、テナント需要が旺盛なため、つくば市でも大型開発にトライすることにした。
(藤原秀行)