東京九州フェリー、横須賀~新門司間でトール向け高速フェリー輸送拡充へ

東京九州フェリー、横須賀~新門司間でトール向け高速フェリー輸送拡充へ

ドライバーの負荷軽減図る

東京九州フェリーは7月21日、関東と九州を結ぶ定期便のうち、トールエクスプレスジャパン向けサービスについて、7月中旬から輸送体制の改善に向け、それまでの日発2台運航を3台に拡充して輸送すると発表した。

トラックドライバーの長時間労働規制が強化される「2024年問題」を考慮し、業務負荷軽減を図る。

トールエクスプレスジャパンが昨年11月から順次、陸上輸送をフェリー輸送に切り替えているのに際し、横須賀(神奈川県)~新門司(福岡県)を約21時間で結ぶ高速フェリーサービスを提供。リードタイムが時間通りに確保できることや船舶動揺による貨物ダメージがないことを評価し、3月下旬から日発2台運行を続けていた。

フェリー輸送を行う横須賀~新門司間はドライバーが乗船せず無人車航送となるため、各拠点のドライバーは集配地から各港までの短距離を運転するだけでよくまなり、ドライバーの労働時間が短くなるという労務管理上のメリットがある。

21年7月の就航から今年6月までの1年間の航海数は602航海で就航率は98.4%と高い水準をキープしている。


(いずれも東京九州フェリー提供)

(藤原秀行)

その他カテゴリの最新記事