三菱商事設立の物流向けロボットサービスなど手掛けるGaussy、新たにHAI ROBOTICSのケース搬送ロボット取り扱い開始

三菱商事設立の物流向けロボットサービスなど手掛けるGaussy、新たにHAI ROBOTICSのケース搬送ロボット取り扱い開始

三菱商事が物流現場向けロボットを定額制で提供するサービス「Roboware(ロボウェア)」や倉庫の空きスペースと保管したい荷物をマッチングするサービス「WareX(ウェアX)」を手掛けるために設立した新会社「Gaussy(ガウシー)」は8月25日、Robowareで新たに中国系ロボットメーカー、HAI ROBOTICS JAPANのケース搬送ロボット「HAIPICK(ハイピック)」の取り扱いと実証を開始すると発表した。

GaussyはRobowareで、使った分だけ料金を支払うサブスクリプション形式でロボットを利用できるようにしている。取り扱うロボットの種類を増やし、物流現場のより多様な自動化・省人化ニーズに対応できるようにする。


「HAIPICK」(Gaussy提供)

HAIPICKは高さのある棚に格納したケースの中から、ピッキングする商品が入ったものをロボットが自動的に取り出し、ピッキング作業エリアまで自動的に運ぶ。倉庫スペースの上部まで保管スペースとして使える上、防火区画をまたいで広く利用できるため、Gauusyは空間利用効率の向上につながると見込む。

Robowareはこれまでに、インド発祥のロボットベンチャーGreyOrange(グレイオレンジ)製の「Ranger(レンジャー)GTP」(旧名Butler=バトラー=)など複数のロボットを取り扱っている。

(藤原秀行)

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