11.5億円、「LiCS」ブランド初のインダストリアル不動産
JリートのSOSiLA(ソシラ)物流リート投資法人の資産運用を手掛ける住商リアルティ・マネジメントは8月31日、SGホールディングスグループで佐川急便向けにトラックのボディ製造・カスタマイズを手掛けるSGモータース富士工場(静岡県富士市)を9月1日付で取得すると発表した。取得先は開示していない。
取得額は11億5000万円で、取得に併せて名称を「LiCS(リックス)富士メンテナンスセンター」に変更する。同投資法人が物流施設以外のインダストリアル(産業用)不動産をポートフォリオに組み入れ、「LiCS」ブランドを冠するのは初めて。
住商リアルティ・マネジメントは「同種の工場は、日本全国に取得予定資産を含め2カ所しか存在せず、業容を拡大し、保有車両も増加している佐川急便の配送網を支える重要な拠点となっている。高い収益性と希少性を有しており、本投資法人のポートフォリオの多様化および充実を図ることが可能な物件であると考え、取得する」と狙いを説明している。
同物件は敷地面積9453平方メートル、延床面積4301平方メートル。1998年6月に完成した。
富士工場(プレスリリースより引用、駐車場部分は取得資産に含まれず)
(藤原秀行)