警察に告発済み
民事再生法の適用を申請、経営破綻した物流企業の日本ロジステックが、取引先で携帯電話事業を手掛ける楽天モバイルに対し、不正な水増し請求を行っていた疑いが浮上していることが分かった。楽天モバイルの従業員と日本ロジステックの従業員が共謀していた疑いがあるという。
楽天モバイルは9月2日、疑いを報じた朝日新聞の報道を受け「社内で判明し、警察に相談の上、既に告訴状を提出し、捜査に全面的に協力しております」と認めた上で、「今後は取引先を含め、刑事上および民事上の責任追及を行っていく予定です」と説明するコメントを発表した。当該の楽天モバイル従業員は8月12日付で懲戒解雇したという。
(藤原秀行)