位置情報分析担う東大発のLocationMind、シリーズAで11.6億円の資金調達完了

位置情報分析担う東大発のLocationMind、シリーズAで11.6億円の資金調達完了

トラック走行データ活用した物流業務効率化ソリューション開発へ

GPSを活用した位置情報の解析などを手掛けるLocationMindは9月9日、シリーズA(企業の創成期)資金調達ラウンドで総額11.6億円の資金調達を完了したと発表した。

創業時からの累計資金調達額は15.6億円に達した。


(LocationMind提供)

同社は位置情報のビッグデータを活用し、人や車両の流れの傾向分析などを展開している。日本の位置情報研究の先駆者として活躍している柴崎研究室(東京大学空間情報科学センター)の技術を社会に実装することを目的として、2019年に創業。

今回のシリーズAラウンドの引き受け先はみやこキャピタル(みやこ京大イノベーション2号投資事業有限責任組合)、日野自動車、神姫バス(エスファイブ1号投資事業有限責任組合:運営者サンブリッジコーポレーション)、ゼンリンフューチャーパートナーズ(ZFP第1号投資事業有限責任組合)、みずほキャピタル(みずほ成長支援第4号投資事業有限責任組合)、ヒューリックスタートアップ(ヒューリックスタートアップ1号投資事業有限責任組合)、Intelligent Style、梓総合研究所、エンジェル投資家など。

調達した資金は、トラックのプローブ(実際の走行経路など)のビッグデータを活用した物流業務効率化のソリューション開発などに活用する方針。

(藤原秀行)

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