交換式バッテリー採用、普通免許で運転可能
米EV(電気自動車)メーカーVECTRIX(ベクトリクス)の日本法人VECTRIX JAPANは9月21日、東南アジアを中心とした今後の展開の旗艦店「VECTRIX Tokyo Ginza Gallery」が10月3日に東京・新橋で、ベクトリクスとしては日本初の直営店として営業を開始すると発表した。
ベクトリクスは1996年、米ロードアイランド州で誕生した電動バイクのパイオニアで、早くから2輪カテゴリーのゼロエミッション(温室効果ガス排出実質ゼロ)推進を牽引しているEVメーカーとして、クラス最高峰の構成のEVスクーター を製造してきた。
今年は本社機能をシンガポールに移して経営資源を集約、「新生ベクトリクス」として東南アジアを中心としたマーケット展開を加速する。その推進力になると期待しているのが 、新たに開発した画期的な小型商用BEV(バッテリー式電気自動車)「I-Cargo」。プロトタイプを「VECTRIX Tokyo Ginza Gallery」に展示する予定。
「I-Cargo」は脱着可能な「交換式バッテリー」を採用し、普通自動車免許で運転できるのが特徴。安定して走行できるよう設計。バイクでもない、クルマでもない、互いのメリットを融合させた全く新しいカテゴリーと位置付けており、“誰にでも簡単に操作できるEV”を意識して開発した。物流業界で人手不足が深刻化しているラストワンマイル配送の課題解決にも大いに貢献すると見込む。
旗艦店のイメージ
旗艦店の店舗デザインは、海外4輪・2輪メーカーの日本国内店舗展開プロジェクトの多くを手掛けるアーバンスクエアが監修し、“未来・環境・デジタル・クリーンなエネルギー”を表現している。
VECTRIX Tokyo Ginza Gallery プレオープン
日時:10月3日(月)10:00〜18:00
住所:〒105-0004 東京都港区新橋1-5-2
TEL:03-6264-5995
FAX:03-6264-5996
「I-Cargo」(いずれもVECTRIX JAPAN提供)
(藤原秀行)