日本通運、半導体関連産業の物流需要に対応可能な高機能拠点を三重・四日市に開設

日本通運、半導体関連産業の物流需要に対応可能な高機能拠点を三重・四日市に開設

空調とセキュリティ機器を標準装備、24時間365日の稼働体制確保

NIPPON EXPRESSホールディングスは10月3日、傘下の日本通運が三重県四日市市で、半導体関連産業の物流需要に対応可能な高機能の新拠点「NX四日市垂坂(たるさか)物流センター」が9月28日にサービスを開始したと発表した。延床面積は3万4541平方メートル。


NX四日市垂坂物流センター外観(プレスリリースより引用)

NXグループは「NXグループ経営計画2023~非連続な成長”Dynamic Growth” ~」の中で半導体関連産業を重点産業と設定。半導体のサプライチェーンを効率的かつ強靭にグローバル規模で運営できるよう拠点整備に注力している。四日市市の新拠点開設もその一環。

四日市市を含む三重県北勢地域は、半導体・自動車をはじめとした多様な産業が集積し、国際拠点港湾(四日市港・名古屋港)と高速道路網が相まって、生産活動が活発なエリア。新拠点は大手半導体メーカーの工場に隣接し、東名阪自動車道への交通アクセスが良いほか、災害時の液状化・氾濫のリスクが低く、BCP拠点としても優れた立地。

また、半導体生産部材など高品質な保管環境が求められる商品に対し、フロア・区画毎に空調とセキュリティ機器が標準装備となっているほか、非常用電源も備え、24時間365日の稼働体制を整えている。

<新倉庫の概要>

名称 NX四日市垂坂物流センターA棟
所在地 三重県四日市市垂坂町字山上谷1340-8
構造 鉄骨造地上7階建て(倉庫5層、事務所7層)
延床面積 34,541.40m2(10,448.77坪)
主要設備 ドックレベラー、空調(30℃以下、倉庫エリア全区画、区画毎独立)、非常用電源設備(24時間)、録画式監視カメラ(倉庫エリア各区画)
営業開始日 2022年9月28日

(藤原秀行)

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