応用地質とパスコが展開の物流など向けリスク情報提供サービス「OPx」、危機情報取り扱うSpecteeが新たに参加

応用地質とパスコが展開の物流など向けリスク情報提供サービス「OPx」、危機情報取り扱うSpecteeが新たに参加

SNSで収集、火災や事故などの発生履歴活用可能に

応用地質とパスコは10月12日、不動産や保険、物流、小売業など様々な業種・業態向けに2020年3月から展開しているリスク情報提供サービス「OPx」に関し、新たにSpectee(スペクティ)が情報の提供を開始すると発表した。

Specteeが加わることで、SNSから収集・解析した災害や事故の履歴などの広範囲な危機情報を追加し、より幅広い顧客のニーズに対応できるようになると見込む。3社は今後、それぞれが持つノウハウや技術を生かした新サービスの創出も検討する。

 
 

OPxは事業リスクの把握からエリアマーケティングまでをワンストップでサポートするサービス。自然災害や地盤、土壌汚染などのリスク情報のほか、当該地域における人口分布や商業環境、交通環境、社会基盤などの地域の特性情報を扱っている。

Specteeとタッグを組むことで、過去の自然災害の発生に関する情報に加え、SNSの情報を基に集約・解析した火災や事故などの発生履歴情報を連携させることが可能になった。具体的には、近年発生した浸水や河川氾濫、土砂災害などのほか、火災や不審者情報などの発生履歴を追加し、自然災害だけでなく、防犯を含む地域のさまざまなリスク評価を総合的に行うサービスの提供ができると見込む。

今後、Specteeとは災害に関する情報可視化の領域で協業の可能性を追求する。

(藤原秀行)

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