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花王、和歌山~首都圏の製品輸送でRORO船活用したモーダルシフト開始

花王、和歌山~首都圏の製品輸送でRORO船活用したモーダルシフト開始

陸送距離短縮でドライバーの日帰り可能、CO2排出量を年間355トン削減見込む

花王は10月14日、和歌山工場から首都圏への製品輸送の際、トラックの運転車両を切り離してトレーラー(貨物部分)のみを運搬するRORO船を利用し、トラックドライバーの長時間・長距離輸送の負担を軽減、CO2排出量削減など環境負荷低減を図るモーダルシフトを始めたと発表した。

積み荷の移動にクレーンが不要で、災害時の支援物資などの輸送に有効なRORO船の定期航路化を進める和歌山県と連携し、和歌山市近隣企業や運送会社と協力して6月に試験輸送を実施。成果を踏まえ、10月8日に毎週土曜日の定期航路として就航が実現した。

和歌山工場から約1キロメートルの和歌山下津港で、製品を積載したトレーラーを愛媛県の大王海運が運行するRORO船に積み込み、ドライバーは運転車両を切り離して下船、トレーラーのみ千葉中央港へ海上輸送する。千葉中央港に到着後は別のトラックドライバーが運転車両をトレーラーに連結して、沼南(千葉県)、岩槻(埼玉県)、八王子(東京都)、川崎(神奈川県)の各物流拠点へ輸送する。


RORO船への貨物搬入の様子


和歌山工場 / RORO船航路 / 首都圏物流拠点


10月8日に開いた定期航路就航式典の様子(いずれも花王提供)

花王は今回のモーダルシフトにより、600キロメートル近い距離を無人で輸送、陸送距離を短縮できるため、ドライバーは日帰りで運行が可能になると説明。運送費用は一部輸送ルートでは増加するものの、CO2排出量を年間355トン削減できる見込みのため、排出量を独自に費用として換算する「社内炭素価格(ICP)」(1万8500円/トン-CO2)を考慮することで取り組みが可能になった。

(藤原秀行)

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