山九、中国・上海の現地法人が医療器械経営許可を取得

山九、中国・上海の現地法人が医療器械経営許可を取得

先端技術生かし高品質の物流サービス提供へ

 山九は2月19日、中国・上海の現地法人「上海経貿山九儲運有限公司」が1月29日に中国当局から「医療器械経営許可証」を取得したと発表した。物流企業として医療器械の保管・輸送などが可能になる。

 許可取得に伴い、同現法が上海・浦東新区に構えている物流センター3万平方メートルのうち、医療器械専用エリア5940平方メートルを登録。専用のフォークリフトや温湿度管理設備などを導入した。

 併せて、最近の医療器械用WMS(倉庫管理システム)などを活用し、サプライチェーンの国際規格設計・策定に関する国際組織GS1が定めるUDI(医療機器の固有識別)のデータ管理にも対応可能としている。先端機器やITを駆使し、医療分野で高品質の物流サービスを提供していきたい考え。

 同現法は1996年設立。上海を中心に江蘇、浙江、湖北の3省で延べ12万平方メートルの倉庫を展開している。


上海・浦東地区の物流センター(山九提供)

(藤原秀行)

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