近鉄エクスプレス、インドの合弁事業解消へ

近鉄エクスプレス、インドの合弁事業解消へ

全株式をパートナーに譲渡、業績伸びず

近鉄エクスプレスは11月9日、インドで展開してきた国内物流の合弁事業を解消すると発表した。

合弁会社「Gati-Kintetsu Express」(GKE)の全株式を、合弁相手でインドの物流企業Allcargo Logisticsに売却する。手続きは今年11月から2023年3月の間で完了する見通し。具体的な株式の譲渡額は開示していない。

GKEは2012年設立。資本金は500万インドルピー(約900万円)で、現在はAllcargoが70%、残りを近鉄エクスプレスがそれぞれ出資している。

近鉄エクスプレスとしてはインド国内の物流事業を伸ばし、中核の海上・航空フォワーディング事業を伸ばしていきたい考えだった。しかし、当初想定ほど業績が伸びなかったことなどを踏まえ、合弁からは手を引くことを決めた。

Allcargoとは合弁解消後もパートナー関係を維持する予定。

(藤原秀行)

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