新ブランド立ち上げ、災害などへの迅速対応後押し
サプライチェーン上のリスク管理を支援するサービス「Resilire(レジリア)」を提供するスタートアップのResilireは11月10日、豊田通商と業務提携したと発表した。自動車のサプライチェーン強靭化に向けた取り組みを両社で開始した。
「Resilire」はサプライチェーン全体をクラウド上で管理し、災害時には影響のあるサプライヤーを⾃動的にリストアップするサービス。SNSなどを通じて様々なリスク情報を取得している。
両社は提携で「Resilire」を自動車産業へより一層普及させるとともに、豊田通商独自のソリューションと組み合わせ、リスク予防や災害などのリスク発生時のソリューション提供まで一気通貫したサービスを提供、トラブルへの迅速対応を後押ししていきたい考え。
具体策として、「Resilire powerd by TOYOTA TSUSHO」の新ブランドを立ち上げ、自動車産業へ利用を働き掛けていくほか、豊田通商のソリューションを組み合わせた新機能のサービス開発を検討。併せて、豊田通商もResilireのサービスを取り入れ、同社が関係するサプライチェーンの強靭化を図る。
(藤原秀行)