大手小売業子会社が50%利用決定
シーアールイー(CRE)は11月16日、兵庫県伊丹市で新たなマルチテナント型物流施設「ロジスクエア伊丹」が同日竣工したと発表した。
テナントの契約率は50%に達している。関西エリアを中心に百貨店、スーパーマーケットなどを展開する大手小売業の子会社が東側半分を使う予定という。詳細な社名は開示していない。
地上3階建て、延床面積は2万9978㎡。
施設の全景
大阪国際空港(伊丹空港)至近に位置し、大阪市内の中心部までは約15km。阪神高速池田線の豊中北ICから約2.5kmで、大阪市内への配送に加え、大阪府や兵庫県をはじめとする関西主要都市への広域物流拠点としても活用できると見込む。
施設のマスタープランとして、ワンフロア約3000坪の3層で、北側と東側の2面に配置するトラックバースは大型トラック27台が同時接車可能。4台分の待機スペースと合わせて、効率的なオペレーションを実現できる見通し。
環境対策として全館LED照明、人感センサー、節水型衛生器具を採用。「CASBEE」のAランクを取得済み。営業倉庫としても、倉庫業法の基準適合確認制度の認定を受ける予定。テナント企業が登録を行う際の手続きが簡素化され、スムーズな施設運用が可能になる。
■ロジスクエア伊丹の概要
施設名称 : ロジスクエア伊丹
所 在 地 : 兵庫県伊丹市桑津1丁目
敷地面積 : 17,961.85㎡(5,433.45 坪)
用途地域 : 工業地域
主要用途 : 倉庫(倉庫業を営む倉庫)
構造規模 : 鉄骨造 地上3階建て
延ベ面積 : 29,978.07㎡(9,068.36坪)
着 工 : 2021年9月1日
竣 工 : 2022年11月15日
設計施工 : 髙松建設株式会社
監理監修 : IINA新建築研究所
施設の写真
庫内(1階)
2階
3階
東エントランス
西エントランス内観
東エントランス内観(いずれもプレスリリースより引用)
(藤原秀行)