トラックシステムの開発推進
三井物産とAI開発を手掛けるベンチャーのPreferred Networks(プリファードネットワークス)の合弁会社、T2(千葉県市川市)は11月29日、初めて高速道路で乗用車の公道自動走行の実証実験を行ったと発表した。
実験の結果を踏まえ、引き続き自動運転トラックによる幹線輸送サービスの実現を目指す。
T2はこれまで、テストフィールドで自動運転の走行実験を進めてきた。11月に自動運転システムの開発をさらに推進するため、首都高速道路6号線で公道実証実験を行った。
T2がウェブサイト上で公開している動画によれば、車両の運転席に人が乗り込んでいるが、ハンドルは操作しておらず、時速50~55kmで走行。周囲に車両が詰まってきた場合は減速するなど、安全に運転している。
引き続き、高速道路における乗用車の自動運転走行実験を続ける予定で、その後は自動運転トラックを用いた公道実証実験も視野に入れている。
(藤原秀行)