生鮮宅配ボックス「クックパッドマート」活用、値引き後に販売
クックパッドは12月12日、生鮮食品のEC「クックパッドマート」で12月13日から、ローソンが実施する食品ロス削減のための実証実験に協力すると発表した。実験は2023年1月末まで。
消費期限内であっても「販売期限切れ」となった商品を店頭撤去後に値引きし、クックパッドマートで販売。食品の廃棄を減らせ鵜かどうかを見極める。
ユーザーは実験店舗に置かれた生鮮宅配ボックス「マートステーション」で商品を受け取ることが可能。ローソンが販売期限切れ商品を値引き販売する実証実験を行うのは今回が初めて。
クックパッドマートは2020年6月、ローソン店頭へのスマートステーション設置を開始。現在は1都3県の112店舗に導入済みで、ユーザーはアプリで注文した商品を指定した配達日の正午〜翌朝8時までの間の都合の良いタイミングで受け取ることができる。
ローソンは販売期限内の商品値引き販売は創業当初から各店舗の判断で行っており、現在約9割の店舗で実施中。さらなる食品ロスの削減を目指し、クックパッドマートのシステムと店舗設置のマートステーションを活用して、販売期限切れの値引き販売商品を手軽に購入できるようにする。
今回の実証実験は、販売期限の切れたデザート10品目を、東京都内のローソン店舗に設置されたマートステーションを活用して、値引き販売する。対象商品のうち販売期限を消費期限当日の午前0時としているデザートを店頭から撤去後、クックパッドマー
トのアプリに店舗スタッフが商品名・数量・値引き額を登録し、冷蔵保管。クックパッドマートユーザーからの注文が入り次第、注文商品をマートステーションに移し、ユーザーは都合の良いタイミングでマートステーションから商品を受け取る。
■実証実験の概要
・実験期間:2022年12月13日(火)~2023年1月31日(火)まで
・実験店舗:ナチュラルローソン芝浦海岸通店(東京都港区芝浦4‐13-23)
・対象商品:販売期限切れのデザート10品
・商品名・価格:下表参照
・販売方法:クックパッドマートで注文・決済の上、店舗設置のマートステーションにて商品受け取り
・注文受付時間:消費期限当日の0時から11時の間
・商品受け取り時間:消費期限当日の12時から23時の間
(藤原秀行)※写真はいずれもクックパッドマート提供