帝国データバンク発表、焦げ付き発生でほぼ全事業停止
帝国データバンク(TDB)が12月16日発表したところによると、神奈川県相模原市の物流事業者IMAXが12月14日、東京地方裁判所に自己破産を申請、同15日に破産手続きの開始決定を受けた。負債総額は約3億円。
同社は2019年12月設立。グループ会社の主要取引先の日本ロジステックが8月30日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請。その背景として、日本ロジステックの役員と、業務を同社に発注していた楽天モバイルの元従業員が、楽天モバイルに対して料金を水増し請求し、元従業員が不正に利益を得ていたことが発覚していた。
その影響でIMAXも日本ロジステックに対して焦げ付きが発生するなど影響を受け、9月1日以降はほぼ全ての事業を停止し、事後処理を弁護士に一任していた。
IMAXは日本ロジステックの下請けとして、楽天モバイルの基地局の部材配送を担っていた。
(藤原秀行)