船の自動運転技術開発手掛けるエイトノット、広島ベンチャーキャピタルや池田泉州銀行から資金調達

船の自動運転技術開発手掛けるエイトノット、広島ベンチャーキャピタルや池田泉州銀行から資金調達

地元事業者と信頼関係構築目指す

船の自動運転技術開発を手掛けるスタートアップのエイトノットは12月19日、広島ベンチャーキャピタルを引き受け先としたJ-KISS型新株予約権方式によるエクイティファイナンス、および池田泉州銀行から借り入れによるデットファイナンスを組み合わせた資金調達を実施したと発表した。

同方式は投資契約書のひな形を使うことで迅速に資金調達できる仕組み。トータルの調達額は開示していない。

本社を構える大阪地域の銀行からの借り入れと、事業中心地の広島県地域のベンチャーキャピタルからの出資を受け入れ、瀬戸内海と水都・大阪を水上交通で接続して西日本エリアにおける広域水上輸送網の実現を目指す。

210月の小型船舶向け自律航行プラットフォーム「エイトノットAI CAPTAIN」を発表して以来、瀬戸内・大阪エリアを中心に営業活動を行っている。地元事業者といち早く信頼関係を構築するには、地元を知り尽くした金融機関と連携することが最も効果的と判断、今回の資金調達に踏み切った。


瀬戸内海と自律航行EV(電気)船「エイトノットワン」(エイトノット提供)

(藤原秀行)

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